わら貯金

毎日の秋晴れ。
こんなに澄み切った青空を眺めているだけで幸せになります。
一昔はこの秋空のときにわらを取っていたように思います。
ということは、1ヶ月農作業が早くなっているのですね。
稲刈りが9月に始まるとは昔の人は思いもよらなかったことでしょう。
ここで気になるのがお米の味。気温が高いときに収穫することはお米の味にとっていいんだろうか?
気温が高いときよりも、ゆっくりと昼夜温の差で登熟したお米のほうがおいしいと思えるのですが・・・。
勿論、新米のときはそれぞれおいしいはずですが、保管している間の食味の変化が晩生のお米のほうがいいのではと思っています。どうかな?
ちなみに我が家はまだ19年産のお米を食べています。おいしいです。ほんと。
そして牛さんも19年産のわらを食べています。
20年産のわらは、そう、来年の初夏ぐらいからでしょうか、食べさせるのは。
牛さんにとって新しいわらは体調管理のうえではあんまりオススメではありません。
それと、毎年きれいなわらが取れる保証は無いので(お天気次第)常に1年半分は確保しているのです。我が家の倉庫には40ヘクタール分のわらを保管することができますが入りきれない分は堆肥舎に積み上げています。
今、肥育経営は厳しく赤字とにらめっこで、黒牛なのになんで赤なの!
貯金はもっぱらわらしかありません。