宣誓

福岡県農業危機突破生産者大会が福岡市の公園で開催され、夫が畜産農家の代表として意見を述べました。先日、ふくれんから連絡があり、大会があるので畜産の代表で発言してくれないか、という依頼によっしゃ!と一つ返事で引き受けた夫。生産者の会を立ち上げた目的の一つが、農家の意見を出せるように、ということがあるのでこんな時に進んでいくぞ!と、プレッシャーをものともせずに張り切っていました。当日は、俺は農家やけんと、牧場で作業をしたそのままの姿で行きました。長靴は履いてなかったけど。夫の発言内容。私は、筑紫野市で、米・麦・大豆・黒毛和牛肥育の複合経営を行なっている三宅貞行です。本日は畜産農家を代表して意見を述べます。今、畜産農家は皆様ご承知のとうり、急激な飼料高、生産資材の高騰、加えて消費低迷と先行きが不透明な中での経営が続いています。養鶏農家は鶏インフルエンザにおびやかされ、酪農家は生産調整と厳しいペナルティーのダブルパンチで施設や機械の更新どころか修理もままならない状態です。私の経営でいえば、飼料の値上がりは前年比25パーセント以上で、年間に700〜800万円の飼料費増となる反面、販売では枝肉価格が黒毛和牛でも前年比5パーセント安と厳しい経営が続いています。今、国民の皆さんに大きな声で言いたいのは、私たちが生産した農畜産物を、積極的に食べて頂きたい!食は命!食べ物にもっと関心を持って、生活していただきたいということです。国に対しては、今の政策では目標にしている自給率は達成できません。農家が、ヤル気の出る農政ではありません。思うように収入が上がらない、このような状態では農業を続けてはいけないのです。親の働く姿を見て、子供は農業に関心を持ち、次世代へと受け継がれていくのです。一度止めたら、又始めると言うわけにはいかないのです。世界の穀物が値上がりすれば、自給率の低い日本は一番影響を受けるのが当たり前です。国策として自給率アップを目指しているのですから、もっともっと真剣に、目標達成の農政をしていただきたいのです。それができれば、私たち農民はあらゆる努力をし、これから先も農業を続けていくことを誓います!