農民の称号

モチ米の田んぼが見事に倒伏。先日の強い雨にたたかれたのです。昨日、コンバインで刈り取りをしていた夫、稲株が引き抜かれて刈られん!明日からノコ鎌を使って手で刈る!広さ40アールの田んぼ、後15アールは残っています。早朝から夫、姉、娘達夫婦の6人でいっせいに稲刈り。昔はみんなこうして刈っていたものですが、いまどきこんなことをするのは体験農園くらいのもの。前日の米運びの疲れが重なって、腰の痛さが最高潮だったことでしょう。それでも一生懸命に刈り取ってしまいました。夫がこう言ったそうです.これを全部刈りきったら、皆に農民の称号をやろうと。農民はいかなる困難にも、農作物の収穫を目的に努力するものです。いまは農産物の地位が危ぶまれて、価値観が希薄になりつつあるようですが、それでも農民は農作物を大事にしたい。お米一粒でも大切です。たとえ倒れていて、手で刈らないと米が取れなくても、苦労をいとわないのが農民。私たち夫婦だけではない大きな力が動きました。みんなのおかげで農民の本分を全うすることができました。ありがとう。今年のお餅は一段と味が深いことでしょう。