平戸口市場

久しぶりの平戸口市場。今回は出荷した平戸口産の牛さんの成績が良く、お金を残せたので、お礼の意味もあって購買に出かけてきました。来て見てびっくり。以前、といっても随分昔の話ですが、平戸の牛といったら失礼ながらお値段が安いのが魅力というイメージの市場でした。ところが、私達のようなお金を残せた購買客がわんさか来ているではないですか。これは、平戸の生産農家さんが一生懸命に努力された結果なのでしょう。子牛が良いと結果が出ます。血統も揃えてありました。母牛を、鹿児島、宮崎、大分、岐阜とあちこちから導入して牛群を揃え、魅力的な子牛の生産に励まれた姿が見えました。嬉しかったのは、生産農家さんが家族総出という姿で市場に来てある姿を見たことです。あのように家族みんなで子牛の生産に励んである姿は、私たちにとっても未来が開けていく勇気をもらえます。昨日、アメリカ産の牛肉に脊髄の一部が混入していたという報道がありました。早速、夫に新聞社から取材の電話がかかっていましたが、今朝の3面トップに夫の意見が載っていました。私たちが必死で生産者の会を立ち上げたのもこのような生産者の意見を発信する団体として社会に認めてもらいたかったこともあったのです。私達は実直に牛さんを可愛がり安心安全でおいしい牛肉の生産に励みます。今日の平戸の生産者の姿は、牛さんの生産に携わるものとして連帯感を感じさせてくれました。